2024年01月07日

ヤンマー VS3

今まで、工房や家の周りの除雪はフォークリフトで行っていましたが、元々モノを運んだり高いところに乗せるために作られた車両なので、重いドカ雪が降ったときなど簡単にスタックしてしまい、とても苦労していました。

そこで除雪に強いジョブサンやボブキャットなどのスキッドステアローダーに買い換えようと色々調べていたところ、ちょっとマイナーなマシンを発見、昨年購入しました。

ヤンマーのVS3というマシンです。
vs3.jpg

これはコマツのSK07-3というローダーのヤンマー向けOEMで、スキッドステアローダーながらアームがアーティキュレート式(中折れ)ホイールローダーのように運転席前に付いているためジョブサンのように前からではなく横から乗り降りが出来、アームが運転席の横にはないため安全な上、左右と後方の視界もフォークリフト同様に広く、私のようにフォークリフトから乗り換える者にとっては最高のレイアウトになっています。
購入したマシンは1995年式と新しくはないものの稼働時間が400時間程ととても少ない掘り出し物でした。はるばる愛知県からやってきました。

バケットは土砂運搬用の容量の小さな仕様だったため、除雪用に改造してもらいました。
VS3-f.jpg

通常のスキッドステアローダーは2本のアームで左右のタイヤを前後させ、2本のペダルでアームの上下・バケットの上下を操作しますが、このVS3はまるで遊園地の遊具みたいなハンドルで左右タイヤを前後させ、1本のレバーでアームとバケットの操作をします。やや慣れは必要でしたがなかなか使いやすい仕様です。
VS3-h.jpg
VS3-ab.jpg

通常のスキッドステアローダー同様、アクセルはありません。シート左側にスロットルレバーがあり、エンジン回転数はこれで操作します。
VS3-a.jpg
でも、このマシンは足で操作するのがパーキングブレーキと高速・低速の切り替え(ほぼ使わない)だけなので、フォークリフトのようにアクセルペダルの方が良かったような気もします。除雪中、足がとても暇で動かさないので寒いです。笑

ちなみに、燃料計はありません。燃料タンク横のゲージがその代わりです。昔の重機ではよくある仕組みのようですが、知らないとちょっとビックリします。買ったときは透明ホースが劣化でほとんど見えなくなっていたので、整備の時に新しくしてもらいました。
VS3-d.jpg

フォークリフトのように木材やドラム缶を運ぶ時は、バケットをパレットフォークアタッチメントと交換します。このアタッチメントは特注で音更町のキャスさんに作ってもらいました。
pf2.jpg

フォークリフトでの除雪と比べると、あまりに楽すぎて、今までの苦労は何だったんだろうと思うほどです。タイヤチェーンは買ってあるのですが、15cm程度の雪だとなくても全く問題ありません。基本的に戦車と同じ駆動系なのでデフがなく、四駆なのでスキッドステアローダーは敷地内の除雪には最強です。

とても使いやすいマシンだと思いますが、一般受けしなかったのか今は生産されていません。残念ですね。
塗装状態はよろしくないので、春になったら塗装しようかと思っています。

なかなか珍しいこのVS3、大事に使っていこうと思います。
posted by snowgoose at 22:07| Comment(0) | 日記

2023年12月29日

シナノキのオイル塗装

今年も12月は鏡餅を載せる三方を沢山作っています。

この三方、一番人気は白さからかシナノキなのですが、経時変化で下記の写真左側のようにかなり黄色っぽくなります。
shinax2.jpg

そこでいつも使っているU-OILの製造元・(株)シオンさんに相談して白木仕上げ仕様のクリアホワイトのオイル塗料を3種類試作して頂きました。
cw1.jpg

経年変化があるのも木の良さながら、それを穏やかにしたいという感じで、何も塗っていないように見える白木仕上げではなく、クリア塗料だけを塗ってある木地仕上げの雰囲気を目指しています。

クリアホワイトの濃さやクリアとクリアホワイトを塗る順番など色々と実験中です。
cw2.jpg

なかなか良い感じに仕上げられるようになってきましたが、これが経時変化でどのようになるか、こればかりは半年程度は経たないとなんとも言えません。加速劣化試験をするとしても、黄変する主な原因が温度なのか湿度なのか紫外線なのか木材とオイル塗料の化学変化なのかもわかりませんし、やりようがないですしね。

半年後が楽しみです。
posted by snowgoose at 18:56| Comment(0) | 日記

2023年10月22日

「思い出のイトムカ」を読んで

8月下旬に国道242号置戸町北光地区で行っていた排水工事個所で空洞が確認され、それが水銀鉱山坑道跡だったことをきっかけに、置戸やイトムカの水銀鉱山について色々知りたくなって、今回はイトムカ水銀鉱山閉山40周年に発刊された「思い出のイトムカ」を読みました。
omoideitomuka.jpg

北見市留辺蘂町のイトムカ水銀鉱山で働いていた、又はその子供だった方達のイトムカでの仕事・暮らし・学校や行事などの思い出が綴られています。戦中戦後の生活史としても興味深い本でした。
中国人・朝鮮人労働者についての記述もあり、これこそ今日韓の間で問題となっている徴用工だったという事を、今更ながら気付かされました。
徴用工、これは大きな鉱山や朝鮮半島の工場などの事だろうと思っていたら、置戸の鉱山にも韓国徴用工が120人程労働させられていたわけで、遠い話ではなく、身近な話だということに衝撃を受けました。不勉強でした。韓国政府作成「戦犯企業」273社実名リストの中にも、イトムカ・置戸鉱山を採掘していた野村興産の名前は載っています(徴用工訴訟対象にはなっていないようです)。

学校では、徴用工問題、どのように話しているのでしょうか、遠い場所の話ではなく同じ事が身近でも行われてたことを教えること、報道も今一度過去を客観的に検証して伝えていくことで、何があったかをお互いに冷静になって知ること・学ぶことがない限り、日韓がわかり合えることは難しいだろうと感じています。
大事なことは、まず知ることです。

この本の第1章は、下記のページでも読むことが出来ます。また、発刊後の動きについても記載があります。
https://sites.google.com/site/itomukanoomoide/%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%83%A0
置戸には朝鮮人・中国人殉難慰霊碑がありますが、現在も稼働している野村興産への配慮か、留辺蘂には慰霊碑がないとのこと。慰霊碑はそこで何があったか、後世に伝えていく、記憶の場であると思います。
置戸町史に比べて、留辺蘂町史には水銀鉱山の記述が極端に少ない、企業やそこで働く人への配慮も必要ですが、もっと大きな視点から物事を捉えてほしいものです。
posted by snowgoose at 21:44| Comment(0) | 日記

2023年10月14日

トドノネオオワタムシ

このところ、毎日大量のトドノネオオワタムシ、通称・雪虫が飛んでいます。
名前の通り、もともとトドマツからヤチダモに向かって移動しているわけで、ヤチダモ樹皮の割れ目は雪虫だらけです。
todonone1.jpg

この羽と綿のようなロウをまとった雪虫は全部♀で、ヤチダモ到着後、良さそうな場所に落ち着くと単為生殖で羽も口もない♀と♂を生み、その♀と♂が有性生殖し産卵、卵で越冬、春にはまず羽のない成虫となり単為生殖で今度は羽のある大量の♀を生み、ヤチダモからトドマツに移動、そこで数世代を経てまた晩秋にヤチダモに移動という不思議な生態の昆虫です。

有性生殖のためだけに生まれるような♀と♂は1mm以下と小さく、よほど良く見ないと見つからないかもですが、♀はお腹に卵があるのでオレンジ色、♂は緑色で識別は容易です。

こちらが♀です。
todonone_mesu.jpg

そしてこれが♂です。
todonone_osu.jpg

上の写真だと♂は触覚がないように見えますが、ちゃんとあります。
todonone_osu2.jpg

そのまま何かのキャラクターになりそうな可愛らしさです。
posted by snowgoose at 21:32| Comment(0) | 日記

2021年08月14日

IK Multimedia UNO DRUM

最近、新しいリズムマシン、IK MultimediaのUNO DRUMを購入しました。
アナログ6音源とPCM6音源のハイブリッドマシンで、アナログは評判通り素晴らしく、音色エディットもしやすいです。でもPCMはサンプリング周波数も量子化ビット数も低く、アナログと釣り合わずにおまけ程度という感じです。CYMBALやRIDEがPCMなのは残念、KICK2はPCMでも良いから(というか私はKICKは一つで良いのでTOMが3個の方が良かった)、せめてCYMBALはアナログにして欲しかったと思います。あと、パラアウトが全くないのも残念、SNAREだけでもあれば良かったなぁ。でも変拍子も簡単に作れるし、操作性も良く、タッチパネルのドラムパットは叩いたときに当然無音で、やたらとカチャカチャと音のするパッドより私は良いと思いました。なかなかのお気に入りです。
unodrum.jpg

KORGのmonotronやvolcaシリーズなどのガジェット系と呼ばれる電子楽器と同じく、このUNO DRUMも出力端子はステレオミニジャック、JIS規格で言えば3極小型ジャック。これはヘッドホンアウトと共用するためだと思いますが不便です。ステレオ音源の楽器ならこれでいいのですが、これらの楽器は大体モノラル、ミキサーに接続するときはモノラルチャンネルに入力するのでステレオ→モノラルのケーブルを使うことになります。実際はモノラルミニプラグ(2極小型単頭プラグ)→モノラルフォンプラグ(2極大型単頭プラグ)のケーブルでも音は出ます。しかしこれだとRチャンネルの+と−が短絡した状態になってしまいます。その状態でも短絡しないように楽器側に抵抗が入ってるかもしれないのですが精神的にすっきりせず、よろしくありません。モノラル信号を単純にLRに分岐させているだけだと思いますので、楽器側のプラグは3極にして、LR双方の+を一緒にして結線しても問題ないとは思うものの、絶対に問題が起こらないようにLチャンネル(先端のチップ)は結線せず、Rチャンネルだけを結線したケーブルを作って接続しています。
f15+f12.jpg

ケーブル・コネクタとも私の古巣であるカナレ電気製。私がサラリーマンだった30数年前と今も同じ型番・デザインで作られていて、そして今でも業界の定番コネクタであることは、うれしいですね。このコネクタ、今も群馬県のM社で製造されているのかなぁ。なつかしいなぁ。

フォンプラグのF-15、先端のチップとケーブルをはんだ付けする部分が一体ならこの部分の接触抵抗がなくなりもっと音が豊になると思いますが、相変わらず一般的な構造です。でもアース側はネジ部分と一体構造で強度抜群、安心感があります。
f15.jpg

volcaシリーズなどをお使いの皆さんは、どんなケーブルで接続されているのか興味があります。最近はステレオ入力のあるミキサーばかりなので、素直にステレオアウトのケーブルで接続されているんでしょうかね。
posted by snowgoose at 22:45| Comment(0) | 日記

2021年05月14日

エブリイに165/55R14

エブリイのノーマルタイヤは、ターボ車でも145/80R12 80/78Nという細くて頼りないサイズです。
今のエブリイはツインカムターボの64馬力ですから、これはないよなというところです。
背も高く車重もそれなりに重いバンなので、これではちょっと走りにくいので、今まで夏タイヤには乗用車規格の155/70R13 75Sのタイヤを履いていましたが、計算上、ロードインデックスが76以上は必要になるのでこれでは車検に通りませんし、このサイズはいわゆるエコタイヤばかりで、転がり抵抗は少ないもののウエット性能は心許なく、耐摩耗性も低く、どうしたものかと色々探していたところ、昨年ヨコハマから、PARADA PA03 165/55R14C 95/93Nという、商用車用のタイヤが発売されていたことを知って、早速買ってみました。タイヤ外径はノーマルとほぼ一緒、幅は20mm太くなります。価格は倍ぐらいでした。
165-55-14.jpg

14インチのホイールは持っていなかったので、アルトラパンSS用を中古で購入。サイズが14×4.5J インセット+50 、ノーマルがインセット+45なので、5mm内側にタイヤが入ることになり、165のタイヤでも計算上は5mmの余裕を持ってフェンダー内に収まります。ちなみにこのホイール、JWL-Tではないので厳密には車検通りませんが、北見の試験場は軽ならJWLでもOKとの情報もあり、どうなることやら。
ss+165.jpg
フェンダーからは出ませんが、ハンドルを最後まで切ると、内側の余裕は数oしかありません。この状態で200kmほど走ってみましたが、なんとか接触はしないようです。

扁平率が低く、ロードインデックスも高くなりましたが、さほど乗り心地は変わらずしっかりした感じで、コーナーリング性能は明らかに高くなった感じです。タイヤ+ホイールの重量はノーマルよりかなり重くなってしまいましたが、加速性能に影響するほどでもないです、ただし、燃費は落ちそうですが、安定感が高くなったので仕方ないですね。見た目も、商用車よりワゴン的になりました。
every+165.jpg

ラパンSSとは全くテイストの異なるデザインのエブリイですが、さすがスズキ車同士、なんだか純正オプションのようにフィットしました。もう少し、スペシャル感が欲しかった気がしますが・・・。

軽バン・軽トラックにオススメです。ホイールにJWL-Tのものを使えば車検OKですが、インセット次第ではみ出たり内部に接触しますので、十分に注意が必要です。
posted by snowgoose at 22:23| Comment(0) | 日記

2021年03月12日

復興11年目スタート

昨日で東日本大震災からまる10年経ちました。
10年、私にとってはあっという間がしています。
節目の10年とか、区切りだとか話される方もおられますが、私自身は通過点の一つ、復興11年目が今日からスタートと思い、自分に出来ること、しなければならないことを考えながら、ほんの少しでも何らかの形で復興の力になれたらと改めて思っています。

コロナ禍で東北に行くことすら難しい今、私が出来ることはまずは忘れないこと、あとは通販で被災地から買い物をすることぐらいです。

復興の力になれたらと思いながら、被災地の方々との交流やその方々の活動を見て、いつも励まされているのは私自身だと感じています。復興に向けて努力されている方々、今はまだ次に向けて動き出すことが出来ない方々、全ての被災者の方々から、沢山の力をいただいています。ありがとうございます。被災していない恵まれた環境の私はもっとしっかりしなくてはいけない、ちゃんとしなければ申し訳ない、そんな思いが今の私の生きる活力の大きな一つになっています。

今年は難しそうですが、来年は東北に行きたいです。皆さんに会って直接感謝の気持ちを伝えたいと思っています。
posted by snowgoose at 09:07| Comment(0) | 日記

2021年02月07日

“FOCUS”と“FOCUS 11”

9年ほど前に、Jan Akkerman & Thijs Van Leer のアルバム“FOCUS”について書きました。アクセス解析を見ると、今でも比較的多くの方に読まれている記事のようです。このアルバムについて書いている方少ないからでしょうね。

そのずっと欲しかったアルバムが、2019年に再発されていることを最近知って、先日ようやく購入しました。
FOCUSのボックスにも入っていたことは知っていましたが、このアルバム以外は持っていることと、何よりオリジナルFocusとJan Akkermanのいない現Focusが同じ箱に入っていることに違和感があって買わなかったのでした。現Focusも好きなんですけどね。
f+f11.jpg
そして、一緒に現Focusの“FOCUS 11”も一緒に購入しました。

今まで持っていたアルバム“FOCUS”の音源は、誰かがLPからMP3化した、ネット上で見つけた音源をWAVEファイルに変換してCDに焼いたものでしたので、これでようやく本来の音質で聴くことできます。また、Beethoven's RevengeとWho's Callingの2曲はロングバージョンなので、これもうれしいところです!やっぱり、このアルバムは良いですね。Fairlite CMIの打ち込みサウンドがベースなので、Jan AkkermanのギターとThijs Van Leerのフルートの良さがバンドサウンド以上に際立つ気がします。プログレかどうかはなんとも言えませんけどね。別世界に行けそうなメロディとサウンドのWho's Callingが一番のお気に入りです。
youtubeにありましたので貼っておきます。LPバージョンで非公式ですが。
https://youtu.be/J58eIzj3PTA

なんとなく買いそびれていた現Focusの2018年発表の“FOCUS 11”、1曲目はそのWho's Calling(邦題は「見知らぬ人からの電話」)のセルフカバー、アップテンポなロック・バージョンでこれはこれで楽しいですが、「見知らぬ人からの電話」が「電話、誰から?」という感じでオリジナルの浮遊感・不思議感がなくちょっと残念。
こちらです、これは公式です。
https://youtu.be/xlYMj8xDaZE

アルバム全体はいかにもFocusらしいサウンドでJan Akkermanはいないんでしょと敬遠してる方もいるかと思いますが、プログレファンなら聴かないのはもったいないです。

今となっては、2019年の来日公演に行かなかったことが悔やまれます。無理してでも行けば良かったなぁ・・・。
posted by snowgoose at 20:55| Comment(0) | 日記

2021年01月24日

薪ストーブをちょっと改良

工房で使っている薪ストーブ、もともとは東川の大先輩の工房にあったもので、頂いた時は蓋が単なる鉄板だったので、旭川の板金業者に開閉式の蓋を作ってもらい、使っています。
m-sto.jpg

単純な作りなので何日か使うとロストルが灰で埋まってしまうので燃えにくくなり、灰受け皿もないので掃除はちょっと面倒、さらに上から薪や紙ゴミ、ダメになったダンボールなどの燃料を入れる構造なので、沢山入れると着火しにくい欠点があります。そこで古くなったサンストーブD2型ペレットストーブ上蓋のパーツを使って、蓋に調節できる吸気口を付けてみました。
futa+1.jpg

着火時は全開に。
futa+2.jpg

火が付いたら少し閉めて調節。
futa+3.jpg

これでルンペンストーブのように上から下に燃焼していく、普通の薪ストーブと逆の燃焼スタイルに近い動作になっているようです。

ストーブの熱工学や燃焼の科学についての知識は、この「ストーブ博物館」という本から得ています。
se.jpg
この本、ストーブの歴史が詳しく書かれていてとても面白い本です。

もっと詳しく勉強したいですが、なかなか良さそうな本が見つかりません。まあ、そもそもそんな本があっても私の頭で理解できるのかは大変疑問ですけどね。
posted by snowgoose at 21:35| Comment(0) | 日記

2021年01月21日

変な形の大型プライヤー

柄の長さが80cmもある変な形のプライヤーを購入しました。
cp1.jpg

頭の挟むところは上下に2ヶ所あります。
cp2.jpg
ちょっと動物っぽい?

これはタイヤチェーンを修理するためのチェーンプライヤーです。フォークリフトのチェーンが古くなってだいぶすり減っていて頻繁に切れるため、いちいち整備工場にチェーンを持っていって修理してもらうのも面倒なので、ちょっと高いですが買ってみました。SCC JAPANというメーカーのものです。KTCのTP-850というものの方が有名で使いやすそうですが高いです、個人使用ならこちらで十分だと思います。

まず切れたクロスチェーンを外します。
cp3.jpg

そして新しいクロスチェーンを取り付け、開いていたコネクタを閉じます。
cp4.jpg
φ6mmのチェーンを簡単に開いたり閉じたり出来るのはなかなか快感です。怪力になったような気分?
posted by snowgoose at 20:54| Comment(0) | 日記

2021年01月17日

D2修理完了

二次燃焼室の鋳物煙導板がダメになってしまったサンストーブのD2型ペレットストーブ、部品が届いたので早速修理。
これが鋳物煙導板、8年ほど使っていた左側はひどいことになっていました、これでは二次燃焼せず、ただのルンペンストーブ状態、燃焼効率も熱効率も低く、薪をどんどん焚いても煙突から熱が逃げていき、部屋はあまり暖まりません。
D2煙導板.jpg

二次燃焼筒の内部はこんな感じです。中心に、ストーブ下側から二次空気を取り入れるダクトがあります。
二次燃焼筒内部.jpg

この上に新しい煙導板を取り付けます。
二次燃焼筒内部2.jpg
これでしっかり二次燃焼筒が機能します。

せっかくなので耐熱塗料で再塗装。塗料はイナドメのストーブに付属の年代物のスプレー、まだちゃんと使えました。
耐熱塗料.jpg
二次燃焼筒塗装.jpg
外側のガードも塗装。
カバー塗装.jpg

ベースに仕上がった二次燃焼筒を取り付けます。ベースの内側には、遮熱板も入っています。でも遮熱効果は低く、このストーブは床に直置きだとかなり熱くなります。遮熱よりも、二次空気の温度を上げるために装着されているのかもしれません。
ベース.jpg

塗装が終わったガードを取り付けて完成です。
組み立て完成.jpg

これでまた効率の良いストーブになりました。
D2.jpg

レトロな外観ながら、最近の高級薪ストーブと同じような燃焼方式をとっているこのD2型ペレットストーブ、現在は生産されていないとのことで、部品もロストルや燃焼室蓋の周りのパーツなど、すでに欠品となっているものもあるそうです。
こんな良いストーブがなくなってしまうのはとてももったいないと思います。木質系のものなら鋸屑でも鉋屑でも何でも燃料に出来るストーブとして木工家や家具工場に売り出せば、まだまだ需要はあると思うんですけどね・・・。
posted by snowgoose at 18:48| Comment(0) | 日記

2021年01月10日

イナヒーター

普段使っているペレットストーブ、サンストーブ(北創株式会社・旧ホクダン株式会社)のD2型の二次燃焼室内鋳物カバーがボロボロになってしまったので、数年前にヤフオクでデットストックを入手した、稲留工業株式会社の粉炭ストーブ・イナヒーターを設置しました。もう今ではまず手に入らない代物です。
inah1.jpg
ネコが心地よさそうです。笑

レトロなロゴがいい感じです。
inah2.jpg

構造はD2型とほぼ一緒で二次燃焼室を備えたルンペンストーブ、ただしペレット用ではないのでロストルのスリットの幅が広く、木っ端や紙などで覆った上でペレットや鋸屑をつめる必要があります。

のぞき窓がないので炎が見えないのはつまらないですが、暖かさはD2型と同様です。

どこかで見かけたら、木工家なら買っておいて損はないストーブだと思います。もう、会社はないですけどね。
posted by snowgoose at 18:38| Comment(0) | 日記

2020年12月19日

フォークリフト・リアタイヤ交換

そろそろ本格的な除雪シーズン、フォークリフトのタイヤを点検しているとリアタイヤの1本にひどいひび割れがあることがわかり、リアタイヤを2本とも交換しました。

元々はヨコハマのタイヤでしたが、お買い得なモノはないかなと探していると、チューブとフラップもセットで1本7,000円もしないという激安タイヤを発見、聞いたこともない中華タイヤだったのですが面白そうなので買ってみました。

ADVANではなくてADVANCEという、欧州諸国、北米、オセアニア諸国で広く流通するらしいタイヤです。
advance1.jpg

PREMIUM GRIP 2という立派な名前です。
advance2.jpg

サイズは5.00-8、前のタイヤと一緒、全幅は同じですが接地面幅は4.50位の感じで狭いです。
advance3.jpg
手前が前に履いていたタイヤです。

8PRだったのを10PRにしましたので耐荷重は十分なはず、あとはゴムの耐久性ですね。

数年後、どうなるのか、楽しみです。笑
posted by snowgoose at 21:44| Comment(0) | 日記

2020年06月11日

カーテンにチビマルカツオブシムシ

カーテンに付いていた2mm弱のムシ、チビマルカツオブシムシ。
カツオブシムシ、幼虫の時は衣類や乾燥食品を食べたりしますが、成虫になると花の蜜を食べるそうです。この子は、幼虫の時は家の中で何かを食べていたんでしょうね。

この写真は3枚からマニュアルで被写界深度合成しました。
chibimaruka1.jpg
イタヤカエデのテーブルの上で撮影、イタヤの柾目に見られる模様の大きさからも、このムシの小ささがわかって頂けるかも?です、木が好きな方ならですが。

ピンぼけですが、裏面。
chibimaruka2.jpg
鱗毛がとても綺麗なので、羽化して間もない個体だと思います。

2年前にもこのブログにアップしていたにもかかわらず、すっかり忘れていたムシで、同定するまでずいぶん時間がかかってしまいました。まだまだ勉強不足です。

虫好きは、標本を作る方が多いと思いますが、私はムシは生きているところを見るのが好きなので、殺せませんし、死んだ個体であってもそれを標本にして取っておくことは出来ません。研究のためには標本は重要なことはわかるのですけどね・・・。
posted by snowgoose at 22:38| Comment(0) | 日記

2020年03月11日

9年

東日本大震災から9年経ちました。
改めて、亡くなられた方のご冥福をお祈りするとともに、今もまだ苦しんでいる方や大変な思いをされている方が少しでも早く、普段の生活が送れるようになることをお祈り致します。

各地での大地震や大型台風や豪雨災害、さらに今は新しい感染症の蔓延と、あまりに災害がありすぎて、東日本大震災がかすんでしまったり、それ以外の災害だって大変なんだ、被害を受けた方にとってはどの災害も大変で辛いのは同じだと言われるかもしれません。しかしやはり被害の規模は桁違い、そして原発事故、それまでの生き方の見直しをせざるを得ない経験だった東日本大震災は、私にとってとても大きく重く、まだまだ終わっていないというのが実感です。

経済の落ち込みで売上が減少し、経済的に大変だっただけで物理的な被害はなかった私は、何か出来ることはないかと考えて、同じ木を扱うところなら少しは役に立てることもあるかもしれないと、長いこと放置され荒廃した森林資源を管理・活用しながら地域の再生・復興を目指し活動されている岩手県大槌町のNPO法人 吉里吉里国さんやその関係団体と2013年11月から交流させて頂いております。でも、私に出来ることは吉里吉里国さんのスギの間伐材の「復活の薪」や大槌町の木材でしおりやフォトスタンドを作って、展示会に持って行って吉里吉里国さんの活動を宣伝すること、それくらいです。これでは自己満足に過ぎないかもしれませんが、これからも続けていきます。
200311shiori.jpg
昨日今日と、写真のしおりを作っていました。これは吉里吉里国さんからの依頼でお作りしたもので、表面は展示会でも販売しているしおりと同じですが、裏面は特別仕様となっています。役に立ちたいと思ってはじめた交流、でも今回のようにむしろ仕事を頂くことの方が多いような気がして、これでいいのかなと悩むこともありますが、喜んでいただけるならと心をこめて作っています。
posted by snowgoose at 22:11| Comment(0) | 日記

2020年02月03日

シメ

最近はブログ、すっかりご無沙汰でした。

ようやく雪景色になった置戸です。雪が積もってから、庭のヤマハギにシメが1羽だけ来るようになりました。警戒心は弱めで長くいて良く食べるので観察しやすいです。目が合っても堂々としてる感じで、なかなか肝が据わってるようです。ごろんとした体型が可愛い。風切羽の青黒色が綺麗です。
shime202032.jpg

このあたりだと冬にしか見かけない気がしますが(見てないだけかも)、図鑑によると道内では夏鳥扱い、道東の冬にやって来るのはサハリンあたりから渡ってきた個体なのかな?
shime202031.jpg

そろそろ天然のエサ場が雪で閉ざされてきたので、庭にベニヒワの群れが来ても良いはずですが、まだ来ません、残念。ミヤマホオジロも、ここ数年来ませんね。
posted by snowgoose at 22:40| Comment(0) | 日記

2019年10月14日

天邪鬼なので

台風19号、北海道はほとんど影響なかったですが、東海・関東・東北には多大な被害が出ているとのこと、被災された方、お見舞い申し上げます。
私の以前住んでいた東京・立川市と日野市を結ぶ日野橋がぐにゃぐにゃに曲がってしまったようで、あの頑丈そうだった橋がと思うと台風のすごさを改めて感じます。

台風一過で暑くなると思ったらとんでもなく、今朝の置戸は氷点下でした。先週はユキムシも盛んに飛んでいたし、今年はスタッドレスを新調したので、少し皮むきも必要、少し早めにタイヤ交換しました。

天邪鬼の私は、間違ってもブリヂストンのブリザックは履きません、今回は、トーヨータイヤのOBSERVE GARIT GIZにしました。
ogg.jpg

2014年発表モデルですが、トーヨーでは最新モデル、オニグルミの殻が入っていてそれが凍結路面を直接ひっかくというのが特徴の、木工家のためにあるようなスタッドレス。あまり効かないとか、所詮安物だという人が多いですが、どんな高いスタッドレスでも滑るときは滑る、昨シーズンまではグッドイヤーのICE NAVI 6でしたが、これも評判良くなかったですが3年目はイマイチでだったものの1〜2年目はばっちり、たぶんこれも悪くないでしょう。

表面をマクロレンズで撮ってみました、茶色の点々がクルミ?
ogg-up.jpg
タイヤ表面は、#1000番くらいの耐水ペーパーを触っているようなザラザラ感あり、効きそうだゾ!

エブリイの標準タイヤは145R12ですが、64馬力のツインカムターボには細すぎて怖いので、165/65R13。これだと、見事にツライチ、やっぱり、軽バンといえ、熱い男のクルマはツライチだぜ!笑
ogg-side.jpg

舗装路面を走ってみると、昔のスタッドレスみたいに柔らかすぎず、しっかりした剛性感で走りやすいです。早く冬道を試してみたいです。
posted by snowgoose at 21:56| Comment(0) | 日記

2019年08月05日

コブニレが楽園に

庭のコブニレ、最近カブトムシやクワガタの楽園になってきました。
kabuto-fi.jpg

魚眼レンズだと巨木のようですが、樹齢12年ほど、高さは4m程度です。
それでも今年の春にアカゲラがコツコツ突いたところから樹液がしみ出し、その部分を食欲旺盛なカブトムシがバリバリと広げたおかけで、あっという間にあたりには樹液の発酵臭が漂う、昆虫食堂となりました。
kobunire1908.jpg

カブトムシのカップル。このところいつも一緒にいます。
kabuto-p-1908.jpg

ミヤマクワガタも。
miyamakuwa1908.jpg

スジクワガタも良く来ます、というか近くに住んでいるようです。
sujikuwa19081.jpg

根元に2匹隠れていました。
sujikuwa19082.jpg

鮮やかなアオカナブンも。
aokana19081.jpg

その他、スズメバチやアリ・チョウやガなど様々な昆虫がやってきます。

自分の庭にこんな楽園が出来ると、仕事がはかどりません。笑
posted by snowgoose at 22:08| Comment(0) | 日記

2019年04月04日

視野の広い人に?

視野が広く、心も広い、懐の深い人になりたいなと思って、ずっと欲しかった魚眼レンズ買いました。笑
8mmF3.5.jpg
魚眼レンズは、レンズを見ているだけでも不思議な気持ちになりますね。
フォーサーズマウントのため、ほとんど未使用状態レンズを格安で買うことができました。

まずは魚眼らしく空。
sky8mm.jpg

工房。
SG8mm.jpg

少し引いて水平線をセンターにして撮影すると、超広角レンズのようにも撮れますね。
SG8mm-hiki.jpg

置戸にもようやく春が来ました。庭の福寿草がきれいです。
fuku8mm.jpg
まるで小山の手前に咲いているようですが、平らです。地面すれすれの花と空が一緒に写るのは不思議な感覚です。

あくびするネコも、猛獣のよう?
cat-akubi8mm.jpg

画角180°の世界は、普通の感覚では味わえない世界、真横まで見えるのは不思議で楽しいです。本当に、心も広くなりそうです。
posted by snowgoose at 19:39| Comment(0) | 日記

2019年03月27日

検討中

ミニトレーストライプのバリーションとして、矢羽根模様のレトロだけどモダンなデザインを検討中です。

まずは端材を並べて。
yabane.jpg

なかなか良い感じになりそうですが、ちょっとしたズレが目立ってしまうので、単純なデザインとは言えなかなか難しそうです。

CADを使って、詳細を考えています。
このように接ぎ合わせて、斜めにカット。
yabane1.jpg

次に斜めカットしたものの厚さをそろえた後、再度接ぎ合わせ。
yabane2.jpg

図面上だと簡単ですが、無駄を少なく、正確に、そして安全に部材を作るのは容易ではない感じです。

ちなみにCADは、純国産の図脳RAPID13を使用しています。
Rapid13.jpg
2004年発売の古いバージョンなのですが、Windows10 64bitでも問題なく動いてしまうので、バージョンアップしていないのでした。
posted by snowgoose at 21:33| Comment(0) | 日記