
この個体は前翅に黒い斑紋があるのでメスだと思います。
名前の通り、在来種のモンシロチョウよりやや大きく、前翅先端部の黒い部分が弓なりに長くなっているので見分けは比較的容易です。少し前の資料を見ると、ロシアから何らかの方法で渡ってきて、日本では北海道と青森で見られるとありますが、近年は長崎県対馬でも採取されているそうですから、本州の方もこれから目にすることが多くなるかもしれません。今のところ、このオオモンシロチョウの増加によって在来種のモンシロチョウが減少するなどといった話は聞こえてきませんが(私が不勉強なだけかもしれません)、今後どうなるか、注意深く見ていく必要があるかもしれません。
この写真を撮り終えて家に戻ろうとすると、基礎に卵でお腹がパンパンになったスグロアラメハムシ(だと思います)のメスがいました。

見事なお腹ですね。