入口は2cm程あるので、クワガタのメスやコガネムシなどが入ってしまうのではと心配していたものの、以外とクワガタたちは賢いのか、スズメバチとハエやアブしかトラップには入らず、良かったと思っていると、8月終わり頃、なにやら甲虫が入っていました。同時にオオスズメバチも2匹入っていたため、これを救助するのはまずスズメバチだけやっつけなければならず、悪戦苦闘の末、ようやくスズメバチをトラップの液体の中に沈め窒息死させ、甲虫を助け出しました。
その甲虫は、なんとまさかのカブトムシのオス、小さな入口から入れる程の極小型でした。体長は33mmしかありません。
助け出したときはかなり弱っていて、8月末で外に逃がしてもすぐ死んでしまうだろうと思い、飼うことにしました。明日で9月も終わりですが、まだ元気です。

昆虫ゼリーをバクバク食べます。この小さな身体で、2日ほどで一つ食べます。
頭部のアップ。異様なほど小さな角、先端の角、通常は4つに分かれていますが、2つです。

おそらくは幼虫の時、極端に栄養が不足していた個体だろうと思います。本来北海道にはいないカブトムシ、冬も暖かい農家や畜産家の堆肥の中などで幼虫は過ごしているようです、この個体は、もしかするとわが家の小さな生ゴミや鋸屑で作っている堆肥場で成長したものかもしれません。
この極小型、ネットで調べているとそっくりさんを発見!オキナワカブトムシがこんな感じの小さな角の個体が多いみたいです。まあ、北海道にいるわけはないですが。
カブトムシは越冬することも出来ないと思いますが、少しでも長生きしてくれればと思います。