2008年05月22日

遊山弁当箱展

ホームページのイベント情報でもご案内しておりますが、置戸町のどま工房で7月31日(木)まで、日本の手仕事道具−秋岡コレクション第13回企画展「遊山辨當(弁当)箱展」が開催されています。江戸時代中期につくられた遊山弁当箱を中心に、様々な形やつくりの弁当箱が展示されています。

その一部です。
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弁当の起源は平安時代まで遡り、はじめは弁当箱ではなく木の葉でくるんだりして携帯していたようですが、安土桃山時代以降には、現代でも見られるような漆器の弁当箱が作られ始めたそうです。江戸時代中期以降、商業の発展とともに経済的富裕層の商人たちが、1年のうち何日かを「ハレの日」に定め、花見や月見、芝居見物、紅葉狩りなどの遊び心のある文化を創り、その中で遊山の演出に、上の写真のように様々な弁当箱が作られるようになったとのことです。

小さな写真では伝わらないと思いますが、非常に手の込んだ作りのものばかりで、ものづくりを生業としている者にとって、見飽きない展示会でした。ほとんどが漆で仕上げられており木地は見えませんので、どのような組み方をしているのか、よくわからないものも多く、「CTスキャナにでも入れて、構造を見てみたい」と思うものも多くありました。

機会があったら、是非会場まで足をお運びください。

期 間 4月26日(土)〜7月31日(木) 月曜休館
時 間 午前10時〜午後4時
会 場 どま工房 (置戸町 オケクラフトセンター森林工芸館隣接)
問合せ オケクラフトセンター 森林工芸館
(置戸町若木 TEL 0157-52-3170)


posted by snowgoose at 21:00| Comment(0) | 木・木工
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