2024年09月22日

オオツリバナ

10年ほど前に、置戸のスポーツセンター脇に植えられているオオツリバナの種を拾ってきて、複数ポットに蒔いて2年後にようやく1本だけ発芽、その木がようやく今年実をつけました。樹高はまだ2m弱です。

はじける前の果実には5枚の羽のように見える部分があるので、ちょっと星のカービィみたい?です。
ohtsu1.jpg

ohtsu2.jpg

はじけるとこんな感じに。
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ツリバナ(北海道だとエリマキと呼ぶことの方が多いかも)は発芽率が低く、種子は強い休眠性があるため、ジベレリン処理もやってみたのですがやり方が悪かったようで効果はなく、結局自然に雪の中で低温湿層処理されたものが普通に長い休眠から発芽したという感じでした。

生長が遅いし実は赤く綺麗で可愛い、そして発芽率はとても低いのでミズナラやイタヤカエデのように増えすぎる心配もなく(うちの庭ではあちこちからナラとカエデが生えてきて困っています)庭木向きですね。

ツリバナ、というかエリマキは小さな細工物に用いられる木ですが、あまり太くなることもないので材として流通する事はなく、仕事ではいまだに扱ったことがありません。この木が木工品の材料として使えるほどの太さになる頃、私はもうこの世にいないでしょうね。笑
posted by snowgoose at 18:51| Comment(0) | 自然