2020年06月24日

愛のカツオゾウムシ?

年末から1月中旬くらいまで、寒さは例年より厳しかった上に雪がなかったためか、工房や家の庭ではハムシは異常なほど少ないです。
でもゾウムシは例年通りです。ヨモギにはカツオゾウムシがあちこちにいます。
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今まで、このゾウムシはカツオゾウムシだと思っていましたが、よく調べるとアイノカツオゾウムシのようです。
たまたま図鑑に載っていた個体が青色がかっていたため、「アイノ=藍の」と勘違いしていましたが、カツオゾウムシはタデ類を食べるようですが、これはヨモギでしか見られず、他の図鑑やネットの情報を見るとアイノカツオゾウムシで間違いなさそうです。ナガカツオゾウムシの可能性もありますが・・・。

「アイノ=愛の」でもなく、「アイヌ」から変化したか、なまったかで付いた名前のようです。
でも、壮絶な愛のカツオゾウムシ達もいました。笑
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カップルに執拗にちょっかいを出すオス、この写真を撮った3時間後くらいに見たときも、まだメスをものにしようと必死でつきまとっていました・・・。
posted by snowgoose at 21:50| Comment(0) | 自然

2020年06月18日

ウラキンシジミ

5日ほど前、シウリザクラの葉の上にシジミチョウの仲間と思われる蛹を発見しました。
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図鑑やネットで調べると、シロモンクロシジミの蛹に似てますが、北海道にはいないはず。白い部分がちょっとクレヨンしんちゃんのぶりぶりざえもんみたいです。

そして今朝、謎だったこの蛹から、ウラキンシジミが羽化しました。見たときはすでに羽の展開も終わっていて、羽化の瞬間は見られなくて残念でしたが、名前の通り、羽の裏側の金色がきれいでした。
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漢字で書くと裏金小灰蝶、悪の匂いがしますね。笑
もう少し、可愛らしい名前を付けてやれば良かったのにと思います。
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このあと、元気に飛んでいきました。
posted by snowgoose at 22:12| Comment(0) | 自然

2020年06月11日

カーテンにチビマルカツオブシムシ

カーテンに付いていた2mm弱のムシ、チビマルカツオブシムシ。
カツオブシムシ、幼虫の時は衣類や乾燥食品を食べたりしますが、成虫になると花の蜜を食べるそうです。この子は、幼虫の時は家の中で何かを食べていたんでしょうね。

この写真は3枚からマニュアルで被写界深度合成しました。
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イタヤカエデのテーブルの上で撮影、イタヤの柾目に見られる模様の大きさからも、このムシの小ささがわかって頂けるかも?です、木が好きな方ならですが。

ピンぼけですが、裏面。
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鱗毛がとても綺麗なので、羽化して間もない個体だと思います。

2年前にもこのブログにアップしていたにもかかわらず、すっかり忘れていたムシで、同定するまでずいぶん時間がかかってしまいました。まだまだ勉強不足です。

虫好きは、標本を作る方が多いと思いますが、私はムシは生きているところを見るのが好きなので、殺せませんし、死んだ個体であってもそれを標本にして取っておくことは出来ません。研究のためには標本は重要なことはわかるのですけどね・・・。
posted by snowgoose at 22:38| Comment(0) | 日記